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商業用レコードって?

『季刊PRE』第7号掲載

 著作権法2条1項7号によると、「商業用レコード」とは、「市販の目的をもって製作されるレコードの複製物」をいいます。「レコード」がいわゆる「音源」であれば、「商業用レコード」はまさにその市販用に生産されたCDのようなパッケージ(録音物)です。放送二次使用料の対象であるだけに、「商業用レコード」の定義をしっかり確認する必要があるでしょう。では、適法のネット配信から購入(ダウンロード)した歌と音楽は、「商業用レコード」といえるかどうかというと、残念ながら今の日本の法律では、まだ「商業用レコード」とはいえません。なぜなら、市販用に生産されたCDではないからです。しかし国際条約では、例えば1996年に採択されたWIPO実演・レコード条約、通称「WPPT」(わが国も加盟)では、放送二次使用料に関する規定(15条)の適用に限って、「ネット上で提供されたレコードは、商業用レコードとみなす」との規定が置かれています。つまり、放送局が適法に音源配信された歌や音楽などを放送または有線放送に利用する場合にも、放送二次使用料を支払わなければならないのです。

 関連項目  実演家の権利Q&A「ラジオやテレビ番組で歌と音楽が流れる場合に
       二次使用料はもらえるの?」

芸団協・実演家著作隣接権センター 事務局長  増山 周

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