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なぜ実演家の権利の集中管理が必要か

『季刊PRE』第5号掲載

 実演を利用しようとする者が多数で、しかも多方面にわたると、権利を行使するにも個々の権利者は容易に対応しきれません。他方、実演を利用しようとする側でも、個々の権利者を訪ね歩き、その許諾を得ることは容易な作業ではありません。そこで、実演家の権利(著作隣接権等)を何らかの権限に基づき集中的に管理する機関の必要が説かれ、現に、その形態はまちまちであっても、世界各国で権利の集中的な管理が行われています。  
 例えば芸団協は、文化庁長官の指定を受けて、その中に実演家著作隣接権センター(CPRA)を設置し、実演家にかかわる商業用レコードの放送二次使用料ならびに貸与の報酬を集中管理しています。また、俳優のみなさんおよび権利者の委任を受けて、PREも映像実演の二次利用についての集中管理を行っています。
 今後、デジタル化、ネットワーク化、メディアの多様化する中、実演の利用形態も広がり、利用者も多方面にわたるとなると、これまで以上に迅速で、実効性のある権利管理システムが模索されなければならないと思われます。

 関連項目  これってどんな意味?「実演家の権利集中管理団体の役割って?」

芸団協・実演家著作隣接権センター 事務局長  増山 周

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